やさしい日本語とは?

  • 「やさしい日本語」は日本に住む外国の方など、難しい日本語が読めない、話せない人のためのわかりやすい日本語です。
  • 阪神・淡路大震災では、災害情報を得ることが困難なため、必要な支援を受けることができない外国の方が多くいました。
    その教訓から弘前大学の佐藤和之教授らの研究グループが開発した言語です。
  • 文化庁では、「やさしい日本語」を活用した地方公共団体の取組を推進しています。
  • 現在では、外国の方だけではなく、高齢者や子ども、障がいのある方にも分かりやすい言語として、さまざまな分野で用いられています。

なぜ必要なの?どんな言葉なの?

  • 外国の方の中には、英語や中国語が理解できない人がいます。
  • 日本で生活していて、あいさつや買い物などができる程度の能力がある人ならわかるレベルの文章、話し方で伝えます。
  • 小学校3年生の子どもが読んでも内容がわかる文章、話し方です

どんな場面に役立つ?

  • 防災情報をわかりやすく伝えられます。
  • 災害発生時など緊急時に複数言語を翻訳する時間や人手が限られています。
  • 「やさしい日本語」であれば、一つの情報発信で多くの人に伝えることができます。
  • ゴミ出しの仕方をわかりやすく伝えることで、地域トラブルを未然に防ぐことができます。
  • 知的障がいや発達障がい、認知症などで意思疎通が難しい人への合理的配慮になります。